2023.9.15 刈払機の次期候補を検討する

昨年からすっと検討している背負式刈払機の次期候補


何でもいいじゃないか?とも言う意見もあるがこだわり所はこだわりたい。

たかが草刈り、だけども欠かせない作業。

限りある資金と時間と労力と気力を最大限有効に使いたい。

なので草刈りの相棒を探すのも結構本気になる。

参考にとyoutubeなど見てみてもあまり参考にならない。

本音を隠してやたら褒めちぎる気色の悪いものが目立つ。

あれもいいこれもいいって言ってる割に次の回からは既に使っていなかったりする。

ろくに使い込んでも無いのに何がわかるのか?

なので毎回機材などの紹介する奴のは信用に値しない

 

○条件

・ナイロンが主体でガンガン使える30ccクラスの背負式ハイパワー機

・スロットレバーは共立かゼノア式のレバーを解放してもセットした回転数がリセットされないタイプ

・重量は出来れば8kg台まで

・背引き可能

・操作桿は24 or 25mmまで

・出来ればエアクリがナイロン対応

・スチール以外(もう懲りた)

 

という色々贅沢な条件を並べてみたものの全てを満たすものは勿論無い

 

候補は現時点では丸山 MBS3610と 共立 RME3200(新ダイワも有り)

この2択。

丸山のは出力こそ1.4kwと謳っているが(途上国向け海外仕様では)トルクに関しては???で情報に乏しい。わかるのはオープンポートの4流掃気シリンダーだという事。

何故に丸山なのか? 丸山の26ccやそれ以下のものには全く興味がないけどもパワーウェイトレシオで考えるとこのMBS3610もありかな?と思っただけ。

36ccだからというのでは無く重量に対してのパワーで考えている。

8.6kgで謳い文句通りの性能が出ていればなかなかいいんじゃないかという事。

型式FE360エンジンは海外YouTube動画くらいしか情報が無いがBC361ht-rs(bc360HT-RS)とMX36がFE360エンジンを乗せている。

しかし動画を見る限り1.4kwにはとても見えずせいぜい1kwくらいに見える。

草の抵抗に負けてやたら回転落ちが目立つように感じる。

人柱になるには価格も結構高い。

同じエンジンを使う両手ハンドルのホムセン仕様が3万台で売られているのに‥‥。

スペックだけを見ると魅力的なんだけども情報が全く無い。

 

 

 

三菱エンジンはこのクラスは魅力が無いので候補から外す。

TLE33もTB33も今更ながらの感がある。

ゼノアもBKZ315があるがそれほどハイパワーでも無い

共立 新ダイワの26ccとの差がわざわざ重いBKZ315を選ぶほどのものでも無い。

(そらゼノア同士であれば差はあるだろうがそれとて言うほど大きく無い)

しかし色々考えてどこまで必要なのかを検証しているが実際問題パワーがいるのは5-9月まででこの間にいかにフットワーク軽くジャングル化を阻止するか。

それ以後はいくらハイパワーでもナイロンコードでは対応出来ない。

半月毎に刈るなどの頻度で刈っていればもう少し粘れるが自分の場合はせいぜい1ヶ月毎しか刈れないので9月の彼岸も過ぎると茎も太く固くなりとてもナイロンでは対応出来なくなる。

なので9月の彼岸以降は3枚刃だがこれは26ccもあれば十分。

トルクのある26ccであればなんら立ち上がりに困る事は無い。

 

夏の間も長時間は無理なので早朝にババっと小一時間刈るには機動性が高いループ式の26ccで足りている。

そうなると意外と30ccクラスの出番が少ないように思える。

勿論軽量で機動性が高ければもうちょっと使用頻度も高くなるのであるが今の手持ちには無い。

スチールFR235は確かにハイパワーでいいのであるが重すぎるので機動性が著しく

低いので本当に切羽詰まった時以外は正直使いたくない。

単に本体重量では無く竿先の重さで短期決戦にしか使えない。

故になかなか持ち出しにくいので結局軽量な26ccのループ式で対応している。

なので上記の条件を満たせばオールシーズン活躍出来、あれこれ取っ替え引っ替えせずに済む。

家の近所であれば軽トラに何台か積んでも苦にならないだろうけどこちらは片道1時間もかかり何台も持っていけない実情がある。

故に万能性を求めてしまう。

 

共立はいつになったら背負の30.5cc出してくれるのか?

26ccクラスはあれだけ頻繁に新製品を出しているが30ccクラスは長年に渡り完全放置状態。可哀想な程無視されている。

(2024、1月時点でやっとRME3200が発表された。)

 

 

排気量は違うが26ccクラスの背負は品数が多く選び放題と一見思えるが実際の所 共立(新ダイワ)一択で悩む必要はない。

逆に悩むと後悔する。

 

一年近くずっと考えてるがまだ答えが出ないのでもうちょい考える事にする


⚫️2023,12,31 

とうとう共立から30.5ccの背負が発表された。

RME3200

新ダイワではRK3032

けど9.3kgで背負フレームは海外仕様と思う。

海外仕様にレバー類を変更したようだ

そのフレームの方が体は楽になるはずだがよく見るとショルダーベルトの取り付け位置がちょっと低い。フレーム上端から随分下側にある。

つまり背面長が足らないので肩に合わせると骨盤にくるはずのベルトが腹に来ている。

ザックのセオリーから言うとこの点は非常に出来の良くない設計となる。

せっかく嵩張る大型フレームを使っているのに惜しいと思う。

重量物は腰で担ぐのが正解でベルトを腹に巻くと滑って支えられず肩だけに荷重が集中する。腰骨を包むようにセットするのが正解。

カタログ画像からは思いっきり腹にベルトが来ているがこれはまずい。

あまり荷重軽減を期待しない方が良さそうだ。

重量9.3kgだが樹脂フレームだったら8kg台だっただろうに。

メイン機として使うにはちょいと重い。この点も惜しい。

恐らく26ccで使っている樹脂フレームは大きさが合わなかったのであろうか。新たに日本仕様だけにパーツを作るほど売れないし。

大型フレームはハーネスの重量があるのでカタログ値はどうしても重くなりがち。

ただしこの点は背負ってしまえば苦にはならない。

肩掛け式でも豪華なハーネスはそこそこ重量があるがそれと同じ。

 

ついでにスチールのFR235のフレームもそうだけど1番必要な猛暑の時期に空調服との相性が最悪で風が全然通らない。

エストベルトもファンの位置に絶妙に重なる。

この対策をあらかじめ自分で打って無いと暑すぎて結局使いたくなくなる。

スペーサーとファンの位置がポイントで普通の空調服では殆ど役に立たない。

色々ネットで探すと何とかこれは解決出来そうだ。

 

操作桿は25mm。

竿先重量は資料が無いがパイプ径からするとゼノア 丸山などの24mm径と比べるといくらか重い予想は出来るがスチールみたいな馬鹿みたいに重くなる事も無いだろうと予想。

背負式は竿先重量は可能な限り軽い方が絶対的にいい。

いくら吊りゴムで吊ろうが重いものは論外で谷底に投げ捨てたくなる程使えない。

前傾姿勢で体幹から離れた重量物を持ち上げる事になるが重いほどギックリ腰のリスクは当然高まる。

若いからといって油断してると後々痛い目に合う。

体が資本の山仕事で腰痛は色々ダメージが大きい。

実際に国産の24mm径では起こらなかったがスチールの25.4mmに変えた途端にギックリ腰が頻発するようになり長時間使用はやめている。

一度発生すると下手すると1週間作業がパーになる。

なので自分的には少々金をかけてもオプションでも良いので軽量化して欲しいところ。

30.5ccの触媒付マフラーだけども高出力。(海外仕様は1.3kw)

実機は春頃発売予定

魅力的な点もかなり多いが重量をはじめフレームの出来など気になる点も多い。

 

まあでも半分諦めていたけどこうやって出してくれただけでもありがたい

放置状態のこのクラスの背負の選択肢が増える事は素直に嬉しい。

プロショップに聞いてもまず背負のタイプの情報はカタログに乗ってる事以上の情報を得られないので(一部地域は例外)感じた事をそのまま一切の忖度無しにレポートします。

自分のように何度も買い直す羽目にならないように出来るだけ正直な情報を出すつもりです。

 

最終的に近隣に新ダイワに強いショップがある為にRK3032に決定。

さあどんな感じかこの春から実戦投入予定。

 

y-yuji19750709.hatenadiary.org