2024.4.23 フェイスシールドについて

ナイロンカッターでの草刈りはとにかく草まみれになる。

視界の確保をいかにするか? 長年考えているが結論が出ない。

メッシュかクリアシールドか?

⚫️メッシュ

曇らないが網目から土や草が通過して保護メガネに付着する。

その状態でも視界は一応確保出来るがメッシュは1タンク毎に掃除しないと

さすがに見ずらい。

曇天は良いが晴天時はメッシュが乱反射して見えない事も多い。

向きを変えるにも足場の問題から自由に出来ない。

特に晴天時の遮光が入るとほぼ見えない。

ラフに扱えて掃除もブラシでゴシゴシ出来るので楽

結局こんな感じになる。

保護メガネへの付着は少ないが土、草汁、など色々飛んできている。

それでもシールド メガネ共に視界はまだまだ確保出来ている。

 

⚫️クリアシールド

飛散物は一切通さないがその代わりシールドに全てへばりつく。

1タンクもすればほぼ視界は塞がれる。

現場でのシールドの掃除が難しい。(洗い流す水が必要)

傷に対してかなり神経を使う事になり運搬時など困る事も多い

口元は曇るので内側は曇り止めが必要。

45分で既にこの状態。

もうここまでくれば視界がかなり制限され危険度が増す。

へばりついた汚れはペットボトルの水では落ちない。

水圧をかけるかスポンジで洗うかが必要になる。

現場で洗える手段が無いと実際問題これは使えない事になる。

飛散防止カバーを大きくすると重くなる為にそれは避けたいので飛散物はどうしようもない。

分かっていながらこんなテストをしたのはクリアシールド内蔵型のヘルメットは使えるのか?という疑問が浮かんだからだった。

ミドリ安全で言うと侍Ⅱという現場用ヘルメット

ヘルメット内にシールドを格納出来てオプションではあるがイヤマフもつく。

これで視界が確保出来れば良いのだがやっぱり無理そうだ。 

 

 

 

⚫️結論

やはりメッシュシールドに保護メガネの組み合わせしか方法が無いと思われる。

法面など無い完全な平地だけであれば話は変わるが自分はほぼ全域が傾斜地の為にどうしても上半身への飛散を避けられない。

現場に大量の水が確保出来るわけも無いのでクリアシールドは残念だが洗い流すすべが今の所無い。

総合的に扱いやすさ 視界確保の点でメッシュシールドしか無い。

それもイヤマフ一体型となるとスチールのバイザー(樹脂メッシュ)か林業用の各種ヘルメット(ステンレスメッシュ)になる。

 

 

⚫️余談

メッシュにしろクリアにしろシールドは必須で顔面にバッチーンと小石でも当たれば痛いだけでは済まない事もある。

ゴーグルだけしていればいいだろうと考えてると後々痛い目にあう。

経験談としては例えば顔面の皮膚のどこかに痛恨の一撃を喰らうと皮膚組織が内側にめり込む事により良性ではあるが粉瘤が出来る事がある。

皮膚の汚れを外に出せず内側に溜まり続けしまいにはデカい出来物が‥‥

切開手術して縫い後も残るのでワイルドな野郎なら構わないだろうがそうではない方はいずれかのシールドを必ずするようお勧めします。

 

 

2024.4.12 安全メガネ ボレーセーフティ トライオン

今まで¥1,000もしない安価な物を使っていたがすぐに曇りなかなか不便だった。

曇り止めを塗っても休憩時にレンズについた土埃を除去するのに霧吹きで水洗いする度に塗り直さないとダメだった。

また湿度の高い日は塗ってもダメでどうしようも無かった。

またレンズの精度が悪いのか視界が歪み酔いそうな欠点もある。

 

そこでホームセンターのコメリで見ていたらボレーがあった。

とにかく曇り キズに強いのが売りらしい

ネット販売しか買えないと思っていたけど意外と身近なコメリにあったので試しに買ってみた。

 

ラッシュ トライオン 他と数種あった中でラッシュはどうも鼻と幅が合わないのでパス。妙に幅が広くノーズパッドも鼻メガネになりそうでダメだった。

トライオンは普通にフィットした。

お値段も¥2,000ちょいでおフランス産の割に安価。タジマの方がもっと高い。

これで猛暑の中曇らず視界を確保出来れば良いのだが。

じっくりこれから試してみよう。

 

ナイロンカッター使用時は安全メガネは必須でメッシュだけでは目が悲惨な事になる。

砂や泥 草の汁など目に遠慮なく入ってくるのでメガネは手放せない。

 

 

 

 

2024.3.25 ナフコ ナイロンカッター用 飛散防止カバー

ナフコのナイロンカッター用飛散防止カバー 

重量230g

たいがいのホームセンターに似たようなものがある何の変哲もないカバー。

無いと割と困るので仕方無く買っている感じ。

 

サイズはB4サイズに近い

大き過ぎず小さ過ぎずというもの。

ここ手のカバーは無いとまともに顔面や体に当たるので必須だが欲張ってデカいのを付けると今度は重過ぎて疲れる。

以前にドデカカバーを使った事があったけど結局取り回しが悪く草の付着で重くなり使わなくなった。

どうあがいても草や土がべっとりつくので面積が大きいほど重くなり悲惨な事になる。

せめて上半身をカバーさえ出来ればあとは我慢出来るので最小限の大きさで軽い方が良い。

あとは体側の防御を増やせば良い。その方が合理的。

ナフコではこの他に色違いで赤色があったがどうやらそれは少し軽くなって海外製らしい。(中華?)

赤色はちょっとなんだか安っぽい色なんで今回は黒を選んでしまったが頑丈さでは黒が上と思う。持ち比べても黒が少し重いがしっかり感が上。

一応国産品とある。

ナイロンカッター用品は色んな会社が見た目そっくりなものを出しておりどこが本家なのかわからないほど入り乱れている状態。

ローターしかりコードしかりカバーも当然。

 

 

さあこれは1シーズンもつか?

それとも鬱陶しくて一回で投げるか?

 

2024.3.25 新ダイワ RK3032 (共立 RME3200)背負式刈払機

新ダイワ 背負式刈払機

RK3032

(共立 RME3200)

 

余談ですが「非売品」とは隣国詐欺サイトの画像盗用対策です。(実際に自分の過去の画像が詐欺の中古サイトで使われていた為。)皆さんご注意を

 

 

背引きも勿論可能

各カバーは複雑な造形で凝っている。

よくある農機具はこんなもんだろうという安っぽさは微塵も無い。

 

しっかりとしたレバーガードも装備

このメーカーに限らず回転数が固定出来るタイプは当然これが付いていたりロック解除レバーが別にあったりする。

 

 

 

 

 

 

30.5ccでRM3032やSRE3200で実績のあるハイパワーエンジン

重量9.4kg

ギアケースの減速比1.36

エアクリーナーのエレメントは丸型フラットタイプ

エンジンカバーは冷却システム云々とうたっているが従来エンジンよりも熱を持ちやすいエンジンの特性なので、あって然るべき物で特段それを売りにする必要も無い。

環境対策の結果としてそうなったので作る側の都合。

マフラーは触媒入りで排気口に火花飛散防止の金網があるが自分は自己責任で外す。

排気口を外すと触媒が奥にのぞいています。

出来ればこれはつけて欲しく無かった。

ショルダーベルトはこの位置が適正。

ショルダーベルトを引き上げる肩のベルトを調整してショルダー位置も上がり尚且つ本体も体側に寄せられる。

ここをしっかり調整せずに買った状態のダルンダルンですると位置が10cm以上も下がり後ろに引っ張られる情け無い状態になり疲れ方が全く違ってくる。

たまに普通の背負式でも女子高生のリュックみたいにだる〜んとケツの辺りまで垂らしているのを見かけるが余計なシンドイ思いしたくなければちゃんと調整したい。

 

この状態は不正解です。

(上の画像と比べるショルダーの高さ位置が違うのが分かると思います)

しっかり調整して使わないと余計に疲れます。

 

 

この小物入れが結構便利

予備のコードとニッパーなど作業中に必要な物が入る。

これは地味だけどもいい仕事してる。

ズボンのポケットはヤッケなど上に着ているので結構不便なのでこれは有難い。

 

 

○ファーストインプレッション

 

まだ刈るほど草は伸びていないので実戦投入は来週以降だが、まず驚いたのが重量バランスの良さ。

どこかに重量が偏ると言う感覚が無く非常に担ぎやすい。

本当に9.4kg?と疑うほど軽く感じ、言われなければ8kg台と思ってしまう。

これにした一番のポイントが操作桿の軽さであるがこれも満足のいく軽さ。

竿先が異常に重いと言う事も無く至って普通の肩掛け式ループハンドルの感覚。

これが自分にとっては非常に大事で重い機種は本当に重くて持つのが嫌になるくらい重い。

しかしこのRK3032はそんな心配は無用で非常に軽快に操作出来そうだ。

それだけなら他にも選択肢があるが出力も含めると意外と選択肢が無い。

9.4kgと仕様書にはあるがスチールFR235と比較すると体感が全然違う。

FR235は10.3kgでたかだか1kgの差だが操作桿の重量と本体側の重量が全然軽く感じられる。

特に操作桿の重量の違いは明らかで圧倒的にRM3032が軽い。

当然振りやすい。

今までは過酷な現場の時のみFR235で通常時は26ccの軽量機で使い分けていたが常用しても苦にならない程の重量感。

現場が典型的な中山間地の傾斜地なのでこの軽さとパワーが実に嬉しい。

竿先が重いと背負式のメリットが全く無くなってしまう。

スチールは特に重いが国内メーカーでもそういうのがあるので油断ならない。

おおよその目安として操作桿が25mm以上は大体海外向け仕様で頑丈だけどもバカみたいに重いギアケースがついていて竿先が異常に重い。。

自分にとっては狙い通りで十分メイン機として使える重量と感じた。

細かい作り込みは言わずもがなで安心安定の新ダイワ品質。

ケーブルの取り回しも外に露出していないので枝に引っかからない。

エンジン周りの各部カバーも軽量ではあるが複雑な凹凸形状にして強度を出している。

イマイチなメーカーはだいたい平面が多くぶつけて割れる折れる事が多いしダサい。

これには安っぽさは無い。

エンジンは定評があるシリーズの親玉という事で期待は出来る。

 

 

 

○使用初日の感想

 

手持ちの他機種との比較を実施

①三菱TS26エンジンの26cc  0.8kw

②36ccのFR235  公称1.55kw

③RK3032  国内では非公表だが巷では1.3kwと認識

の3種で比較

 

 

まだ草が出始めたくらいなのであんまり参考にはならないがおおよそは感触が掴めるだろうと比較してみた。

 

出力に関しては

やっぱりスチールFR235が圧倒的でRK3032は26ccと比べて今の時期はよく分からない。

自分的には26ccよりパワーが出て軽快に作業が出来ればOKだが正直なところまだ草が伸びていない為によくわからない。

分かってくるのは来月以降だろう。

まさかほとんど変わらないという事はないだろうと希望的観測を胸に様子を見ます。

現時点ではFR235と比べると当然出力は落ちそれを実感するが逆に26ccよりどれほど優れているか狙い通りかどうか検証します。

 

軽快感はFR235とRK3032は全く違う。圧倒的にRK3032が軽快に作業出来た。

重いものから軽いものへ変えると感激は大きい。

気になる点は吊りゴムのフック位置だがやっぱり右肩だけに吊るのは変に肩がコル。

これはモンベルかどっか登山用具店でチェストベルトを買って胸の真ん中で吊る方式に変更予定。

 

唯一残念なポイントは触媒付マフラーの為排気抜けはイマイチ。

なんというか糞詰まり感がある。

排気口がスリット形状だが内部は排気が折り返す感じになっている。またガスケットが付いているが開口部が小さく意図的に抜けを悪くしている。

恐らくは触媒効果を上げるためにマフラー内に留める必要があるのだろう。

試しに排気口 ガスケットを取っ払うと当然音はデカいがいい感じに吹け上がる。

(勿論この状態では使えないのであくまで実験)

ガスケットだけを外しても自分の耳にはあまり差が無かった。

この機種はエコマーク入なので排ガス対策でそうなっているんだろう。

エコ機種はこんなもので慣れれば気にならない‥‥か。

 

 

 

 

○2024.3.28試運転その後

 

草がある程度伸びてきたので再度試運転

やはりパワー トルクはある。

感触的には噂に違わぬ出力だろうと感じた。

なので26ccのハイパワー機でもうちょいパワーが欲しいというのにピタリとハマる。

真夏のハイシーズンにはかなり頼りになると思う。

ちなみに振動についてはよくわからない。

アクセルオフ時にエンジン側と切り離されるワンウェイクラッチらしいが今のところ特別何も感じない。

金属刃ならこの機種はかなり振動が少ないと言う。

エンジン部はスプリング防振でカタログ数値的にもかなり少ない。

(ゴムにしろスプリングにしろ枝に引っかかって千切れる事は背負いではよくある)

ワンウェイクラッチについてはナイロン使用時は恩恵は殆ど得られない。

と言うかわからない。

ギアケースは1.36の減速比だがこれは好みによるが自分はこの標準減速比の方がいい。

 

総括としてこの機種はやっと出た背負式ハイパワー30ccクラスの決定版だろうと思う。

背負い式はとにかく情報が少ない為に出来るだけ感じた点を記載していきます。

自分は専業農家で年中刈払機は使用しています。

4月-9月はナイロン 10月-3月は3枚刃 笹刃 たまにチップソーでオールシーズン。

自分の感想は人によっても評価は違うとは思いますが変に製品をヨイショする事などは全く無意味で有害な情報だと考えているのでその辺はご安心ください。

 

 

⚫️余談 空調服との相性について

 

 

空調服との相性であるが、これは各々で対策は必ず必要です。

余計な出費も当然かかります。

 

普通の製品では空気の通りはおろかファンさえびっちり塞ぎます。

市販のファンは腰や横 一部製品に上部とあるがマッチするものが残念だが無い。

上部にあっても背面と干渉したりとなかなか既製品ではなさそうだ。

背負った状態で背中を見るとファンを設置出来そうな場所がものすごく限定される事に気付く。

1番必要な猛暑時期に空調服が使えないなら意味がないじゃ無いか?

知恵を絞れば何とかなるさ。

猛暑が来るまでの猶予期間はもう少ないので焦ってますが何か方法があるはず‥‥

今の所これはどうか?と思いつくのはバートルのハイバック+スペーサーくらい。(でもまだ売ってないので夏に間に合わないかも‥‥。)

これも実物を見てないので背面が干渉するか分からない。

そこで現状ではファン位置を移設する改造が必要です。無いものは作るしか無い。

自作キットが売ってるので割と簡単に移設は出来そう。

背負フレームとショルダーベルトの脇に干渉しない絶妙な位置決めが必要です。

背負フレームは横幅23cm

エストベルトも腹回りに来る。

ショルダーベルトから脇に繋がるベルトも有り残ったスペースは

肩甲骨の下辺りしか無い。

下の画像の赤印がファン移設場所の候補

赤印のサイズはファン取付ベースのサイズ。

 

手持ちのバートルとHOOHのものを見ていたらバートルは縫製デザイン上ちょっと合わなかった。そこでHOOHの裏チタンコーティングのV8305(現行品はV8308)で試したのが上の画像。

こいつを切って貼って近日試作品を作ってみます。

スペーサーも何種かあるがどれがマッチするのか悩ましい。

背負って肩に荷重が乗った状態で果たして風は抜けるのか?

この課題をクリア出来ないと実質これを夏場に使えないという大誤算が発生するので何とかやってみようと思います。

 

空調服その後

 

空調服のスペーサーをどうするか?という課題が残っていたが下画像のもので今年は乗り切る

右 コミネ 3Dエアメッシュインナーベスト

左 セリア メッシュクッション

セリアの方が少しだけ厚いがこれは今後気になる部分に切って貼ってをする予定

 

ファン移設後の空調服とこのインナーベストを組み合わせで実験したところ、ベスト無しと比較して背中と肩周り首後ろへの風が少し通るようになった。

無しだと脇の周りだけでこれはこれでリンパが冷やされていいんだけども背中と首後ろがやっぱり有りの方が良い。

メッシュの層は10mm程度だけども地味に仕事をしてくれている。

肩ベルトのクッションも兼ねる為にこれは正解と思う。

ただしファンの風量は1段階上げないと風を感じるのが難しい。

空調服メーカーなどのスペーサーもあるけども背中と肩だけとか空気の通り道にクッションを入れてしまってるなどどうもこれだというものが無い。

コミネは本来バイクスーツの中に着るものだけども目的は同じ。

 

今までの腰位置のファンだと脇はおろかどこにも風が回らず全く役に立っていなかったので少し通るようになり課題はクリア出来たと思う。

ただし、通る量はファンが強から中の設定で弱程度の量。こればっかりは贅沢は言えない。

 

 

 

 

2024.1.27 レインウエア ワークマン ストレッチレインスーツ

冬場の防除作業用に購入

ワークマン INAREMストレッチレインスーツ

NR001

 

お値段¥4,900-

耐水圧20,000

透湿度25,000

生地は軽量でストレッチが効く

今まで昔ながらのビニールのカッパで冬場の防除はしのいでいたが寒さでビニールがバリバリになり非常に着にくかった。

地面に置けばそのまま立つくらいのバリバリ感だったのでこの際買い替え。

早速1月の防除作業に使用したが防水性はなかなか優秀。

上向き散布で頭から雨のように降ってくるが完璧なガード。

フードも帽子を被って丁度ぴったり隙間が空かない。

ジッパーも止水ファスナーを使用しているようで値段を考えるとかなりコスパがいい。

しかも動きやすい。

ただしポケットはジッパープルが生地に隠れる構造の為手袋した手では開けられない。

そこは五千円。我慢。

この手のレインウエアは山用で安いのでも1万前後し 名門ブランドになると諭吉は何人も飛ぶ

引っ掻き強度はそら強いことは無いだろうけど防除作業専用で考えると十分な性能

さすがはワークマン。

 

◯10回程洗濯使用した経過

初日は生地表面の撥水も効き中も何も問題は無かった。

但し洗濯以降は表面撥水はほぼ無くなり生地はベタっとなるが中への浸水は防いでいる。

それはどんなものでも同じで遅かれ早かれなる。

生地の強度はあまり期待はしない方がいい。

強めに枝に引っかかった際に早速裂けた。

防除作業では大丈夫であるが雨天に一本梯子を使い剪定作業をするとなると強度が不足する。

そら値段が値段なのでしょうがない。

 

 

 

 

 

 

刈払機 エアクリーナー 移植なるか? スチール FR235

スチール FR235のエアクリーナーが今回のテーマ

 

これの性能は最高でナイロンカッターメインの使用にも安心して使えるものであった。

そこでこのエアクリーナーを他の機種に移植出来ないか?という問題。

そこで実験

移植先は三菱TS26搭載機の有光

こいつのエアクリーナーは昔ながらの簡素なドーナッツ型スポンジ式

で 結果は?

付くにはついた。

ボルトも交換する必要も無くそのままついた。

 

ただし

エアクリーナー自体が元より大きいので燃料タンクのキャップスレスレの位置になるのでキャップが開けられない。

痛恨のミスマッチ。

26ccクラスのサイズ感だと多分どれもこんな感じで駄目だろうなと予測。

ひょっとすると30ccクラスになると間隔が大きくなるかもしれない。

 

補足

エアクリーナー内部にキャブから伸びたパイプが通る穴があるのでこれは塞ぐ必要がある。

スチールFR235はバタフライ式のザマキャブでキャブ側からパイプが出ていてエアクリーナー内に戻る構造になっている。

層状掃気エンジン特有の吸気口

勿論TS26の旧来のワルボロキャブにはこんなものは無いので穴を塞ぐ必要がある。

逆にTBE27などの環境対策のエコエンジンは吸気口が違う形式なので流用不可。

 

2023.9.15 刈払機の次期候補を検討する

昨年からすっと検討している背負式刈払機の次期候補


何でもいいじゃないか?とも言う意見もあるがこだわり所はこだわりたい。

たかが草刈り、だけども欠かせない作業。

限りある資金と時間と労力と気力を最大限有効に使いたい。

なので草刈りの相棒を探すのも結構本気になる。

参考にとyoutubeなど見てみてもあまり参考にならない。

本音を隠してやたら褒めちぎる気色の悪いものが目立つ。

あれもいいこれもいいって言ってる割に次の回からは既に使っていなかったりする。

ろくに使い込んでも無いのに何がわかるのか?

なので毎回機材などの紹介する奴のは信用に値しない

 

○条件

・ナイロンが主体でガンガン使える30ccクラスの背負式ハイパワー機

・スロットレバーは共立かゼノア式のレバーを解放してもセットした回転数がリセットされないタイプ

・重量は出来れば8kg台まで

・背引き可能

・操作桿は24 or 25mmまで

・出来ればエアクリがナイロン対応

・スチール以外(もう懲りた)

 

という色々贅沢な条件を並べてみたものの全てを満たすものは勿論無い

 

候補は現時点では丸山 MBS3610と 共立 RME3200(新ダイワも有り)

この2択。

丸山のは出力こそ1.4kwと謳っているが(途上国向け海外仕様では)トルクに関しては???で情報に乏しい。わかるのはオープンポートの4流掃気シリンダーだという事。

何故に丸山なのか? 丸山の26ccやそれ以下のものには全く興味がないけどもパワーウェイトレシオで考えるとこのMBS3610もありかな?と思っただけ。

36ccだからというのでは無く重量に対してのパワーで考えている。

8.6kgで謳い文句通りの性能が出ていればなかなかいいんじゃないかという事。

型式FE360エンジンは海外YouTube動画くらいしか情報が無いがBC361ht-rs(bc360HT-RS)とMX36がFE360エンジンを乗せている。

しかし動画を見る限り1.4kwにはとても見えずせいぜい1kwくらいに見える。

草の抵抗に負けてやたら回転落ちが目立つように感じる。

人柱になるには価格も結構高い。

同じエンジンを使う両手ハンドルのホムセン仕様が3万台で売られているのに‥‥。

スペックだけを見ると魅力的なんだけども情報が全く無い。

 

 

 

三菱エンジンはこのクラスは魅力が無いので候補から外す。

TLE33もTB33も今更ながらの感がある。

ゼノアもBKZ315があるがそれほどハイパワーでも無い

共立 新ダイワの26ccとの差がわざわざ重いBKZ315を選ぶほどのものでも無い。

(そらゼノア同士であれば差はあるだろうがそれとて言うほど大きく無い)

しかし色々考えてどこまで必要なのかを検証しているが実際問題パワーがいるのは5-9月まででこの間にいかにフットワーク軽くジャングル化を阻止するか。

それ以後はいくらハイパワーでもナイロンコードでは対応出来ない。

半月毎に刈るなどの頻度で刈っていればもう少し粘れるが自分の場合はせいぜい1ヶ月毎しか刈れないので9月の彼岸も過ぎると茎も太く固くなりとてもナイロンでは対応出来なくなる。

なので9月の彼岸以降は3枚刃だがこれは26ccもあれば十分。

トルクのある26ccであればなんら立ち上がりに困る事は無い。

 

夏の間も長時間は無理なので早朝にババっと小一時間刈るには機動性が高いループ式の26ccで足りている。

そうなると意外と30ccクラスの出番が少ないように思える。

勿論軽量で機動性が高ければもうちょっと使用頻度も高くなるのであるが今の手持ちには無い。

スチールFR235は確かにハイパワーでいいのであるが重すぎるので機動性が著しく

低いので本当に切羽詰まった時以外は正直使いたくない。

単に本体重量では無く竿先の重さで短期決戦にしか使えない。

故になかなか持ち出しにくいので結局軽量な26ccのループ式で対応している。

なので上記の条件を満たせばオールシーズン活躍出来、あれこれ取っ替え引っ替えせずに済む。

家の近所であれば軽トラに何台か積んでも苦にならないだろうけどこちらは片道1時間もかかり何台も持っていけない実情がある。

故に万能性を求めてしまう。

 

共立はいつになったら背負の30.5cc出してくれるのか?

26ccクラスはあれだけ頻繁に新製品を出しているが30ccクラスは長年に渡り完全放置状態。可哀想な程無視されている。

(2024、1月時点でやっとRME3200が発表された。)

 

 

排気量は違うが26ccクラスの背負は品数が多く選び放題と一見思えるが実際の所 共立(新ダイワ)一択で悩む必要はない。

逆に悩むと後悔する。

 

一年近くずっと考えてるがまだ答えが出ないのでもうちょい考える事にする


⚫️2023,12,31 

とうとう共立から30.5ccの背負が発表された。

RME3200

新ダイワではRK3032

けど9.3kgで背負フレームは海外仕様と思う。

海外仕様にレバー類を変更したようだ

そのフレームの方が体は楽になるはずだがよく見るとショルダーベルトの取り付け位置がちょっと低い。フレーム上端から随分下側にある。

つまり背面長が足らないので肩に合わせると骨盤にくるはずのベルトが腹に来ている。

ザックのセオリーから言うとこの点は非常に出来の良くない設計となる。

せっかく嵩張る大型フレームを使っているのに惜しいと思う。

重量物は腰で担ぐのが正解でベルトを腹に巻くと滑って支えられず肩だけに荷重が集中する。腰骨を包むようにセットするのが正解。

カタログ画像からは思いっきり腹にベルトが来ているがこれはまずい。

あまり荷重軽減を期待しない方が良さそうだ。

重量9.3kgだが樹脂フレームだったら8kg台だっただろうに。

メイン機として使うにはちょいと重い。この点も惜しい。

恐らく26ccで使っている樹脂フレームは大きさが合わなかったのであろうか。新たに日本仕様だけにパーツを作るほど売れないし。

大型フレームはハーネスの重量があるのでカタログ値はどうしても重くなりがち。

ただしこの点は背負ってしまえば苦にはならない。

肩掛け式でも豪華なハーネスはそこそこ重量があるがそれと同じ。

 

ついでにスチールのFR235のフレームもそうだけど1番必要な猛暑の時期に空調服との相性が最悪で風が全然通らない。

エストベルトもファンの位置に絶妙に重なる。

この対策をあらかじめ自分で打って無いと暑すぎて結局使いたくなくなる。

スペーサーとファンの位置がポイントで普通の空調服では殆ど役に立たない。

色々ネットで探すと何とかこれは解決出来そうだ。

 

操作桿は25mm。

竿先重量は資料が無いがパイプ径からするとゼノア 丸山などの24mm径と比べるといくらか重い予想は出来るがスチールみたいな馬鹿みたいに重くなる事も無いだろうと予想。

背負式は竿先重量は可能な限り軽い方が絶対的にいい。

いくら吊りゴムで吊ろうが重いものは論外で谷底に投げ捨てたくなる程使えない。

前傾姿勢で体幹から離れた重量物を持ち上げる事になるが重いほどギックリ腰のリスクは当然高まる。

若いからといって油断してると後々痛い目に合う。

体が資本の山仕事で腰痛は色々ダメージが大きい。

実際に国産の24mm径では起こらなかったがスチールの25.4mmに変えた途端にギックリ腰が頻発するようになり長時間使用はやめている。

一度発生すると下手すると1週間作業がパーになる。

なので自分的には少々金をかけてもオプションでも良いので軽量化して欲しいところ。

30.5ccの触媒付マフラーだけども高出力。(海外仕様は1.3kw)

実機は春頃発売予定

魅力的な点もかなり多いが重量をはじめフレームの出来など気になる点も多い。

 

まあでも半分諦めていたけどこうやって出してくれただけでもありがたい

放置状態のこのクラスの背負の選択肢が増える事は素直に嬉しい。

プロショップに聞いてもまず背負のタイプの情報はカタログに乗ってる事以上の情報を得られないので(一部地域は例外)感じた事をそのまま一切の忖度無しにレポートします。

自分のように何度も買い直す羽目にならないように出来るだけ正直な情報を出すつもりです。

 

最終的に近隣に新ダイワに強いショップがある為にRK3032に決定。

さあどんな感じかこの春から実戦投入予定。

 

y-yuji19750709.hatenadiary.org