去年だったか買ったオレゴンのシュレッダーブレード
一回使用しただけでずっと使う事が無かったが今回改造してみた。
というのもオリジナルの状態では凹凸があったり石がゴロゴロあるようなところでは危険すぎて使えなかった。
強烈なキックバックが頻発し使用をやめていた。
条件の良い場所など無いので意図せずキックバックは発生する。
いくら専用カバーを付けていてもだ。
その点ツムラの普通の3枚刃の方がよほど使い勝手が良かった。
(山林用じゃ無く普通の三枚刃の方が良い)
しかしツムラのも石にヒットすると板厚が1.4mmなのでひん曲がったり割れたりと頑丈では無かった。
そこでオレゴンのシュレッダーブレードを加工して普通の3枚刃にしてみた。
念の為に言うがこれはもう既にオレゴンのシュレッダーブレードでは無く自作の三枚刃。
なので使う際は元の製品には一切関係有りません。
重量は当然重いが板厚は3mmなのでそこそこ使えるのでは?と思いたった。
国産の3枚刃でもうちょっと板厚が厚いのがあればいいんだろうけど何故かどこも1.4mm。
そこでシュレッダーブレードの端のL字の部分をカットして使用。
刃の部分もグラインダーで刃付け。
そうすると上に反るような形状になり尚且つジズライザーワイドで地上高を稼げば地面や石に対するキックバックは随分避けられるのでは?
○実使用の感想
使用機材 26cc両手ハンドル
現場の状態 セイタカアワダチソウのジャングル 漆の幼木も多数 地面には枯れ枝多い傾斜地
谷筋で足場も悪く石がゴロゴロある山間地の柿畑(随分昔に廃園)
⚫️で、どうだったかの感想
これは使える。
オリジナルの状態ではとても使う気がしなかったがツムラ以上に破壊力が有りその形状から地面にヒットしにくい。
フラットでは無く上向きに反り上がっている為にかなり具合がいい。
ツムラ三枚刃よりも地面や石にヒットしにくい。
かなり安心して使う事が出来た。
元の状態では下向きの刃がガツっと地面を喰らうので強烈なキックバックが発生し刈払機のハンドルが溝落ちにボディブローのように打つ。
そんなものは製品と呼んでいいのか?
どんな機械に付けたところでその刃の形状からはそうなる。
ご立派なバカ高い機械に付けたところで安心など出来やしない。
そんな扱いにくい刃をわざわざ使う事は無い。
で、遠慮なくその特徴である下向きの刃をカットすると結構いい事ずくめ。
ツムラでは漆の幼木は無理だったがオレゴンなら重量による打撃力が強く切断可能だった。
アワダチソウの粉砕も十分でチップソーのように邪魔になる事もかなり軽減出来る。
ただし、重量は重いので両手ハンドルじゃないと竿先が重いのでおすすめ出来ない。
心配していたクラッチの加熱は確かに熱を持っているので出来ればプロ機などクラッチ容量が大きくファンケースも金属の方が安心出来る。
重い刃を回転させる為にクラッチには結構な負担がある。
スロットルON OFFを繰り返し回していると恐らくクラッチは早期に消耗するか焼く事になるだろう。
自分は今の所壊しても精神的ダメージの少ないホムセ仕様のリョービで使っている。
勿論異音が発生するとすぐに止めるのは当然として頻繁に刃のボルトの確認はしている。
じゃ詰まるところツムラの3枚刃と置き換えられるのか?という事だが自分の感想としてはナイロンでは手に負えなくなった1ヶ月以上放置して伸びた普通の草はツムラで3ヶ月以上放置したカッチカチのジャングル化した場所はオレゴンが良い。逆にオレゴンは柔らかい草に対しては撫でるようになるので効果がかなり薄いので板厚が薄く切れ味鋭いツムラが断然いい。
置き換えというよりもそれぞれに適した特徴があるので使い分けるのが良い。
互いの不得意とする条件を使い分けてカバーすれば良い。
今年は長期的に使用して耐久性がどこまでなのかを検証する予定。
そらわざわざツムラの3倍以上する高いのを加工してまで使う必要があるか?という点があるのでこれは長期的に見てみたい。
今の所自分的には加工してまで使うその価値はあると思う。
重いのを除けばかなり使いやすいと思う。
逆に未加工では使う条件がかなり制約され出番を失う。
✴︎上記加工は当然ながら自己責任だがこれによって刃の強度が落ちる事は無いだろう。
むしろ刃へのダメージはかなり軽減されている。
ちなみにオリジナル状態で使うには当然強度の高い刈払機を使うべきでそれには異論は無い。
加工後はただの3枚刃なのでそこまでシビアになる必要も無いと自分は判断している。
ただし少しでも振動など異常を察知したら確認するには言うまでもない。