メインで使う刈払機の次期候補を検討中。
現在の布陣は36ccの背負と26ccの両手ハンドル
この2台体制でここ数年頑張ってきたが両極端な性格の為に間の守備範囲の広いものを探している。
ナイロンは26ccでも膝くらいまでならギリいけるがそれ以上となると36ccの出番となり真夏であれば1ヶ月でそれくらいには雑草は育つ。
シーズン時は軽トラに常備しているもののメインの他の作業終了後に重い36ccを担ぐ気力も残っておらずかといって26ccの両手ハンドルではチマチマと刈る事になりあんまり効率が良くない。
そこで1.2kw前後の出力で8kg台の背負があればと色々探している。
国内メーカーは出力表記を殆どしていないので想像でしか分からない。(三菱エンジンは分かる)
候補は現行品では
○ゼノアBKZ315L
○丸山 MBS3610
○共立(新ダイワ)RME3000 (RME3600は古すぎる)
の3種くらいしか無い。
自社でエンジンを製造しているのはスチールを除きこの3社しか残らない。
これ以外の三菱エンジン搭載機は何社もあるがエンジンスペックは決まっているのでそれ以上触る事が出来ない。
共立の30.5ccの新エンジンの背負があればベストなんだけど今は28.1のエコエンジンしか出ていない。
現行の30ccクラスの背負は前のエコエンジンの為にパワーが恐らく満足出来ないだろう。
現行の26ccは出来が良さそうなので差があまり無いように思う。
エコエンジンはパワーイマイチの為に共立はあえてエコエンジンをやめてパワー重視に戻しているがこの排気量の背負だけが取り残されており旧型仕様をいまだに乗せている。
肩掛け式のものは新型仕様に切り替わったのに背負だけ取り残されているようだ。
30ccの背負が出揃うまで待ちたいのは本音。
たまたま共立エコーの海外サイトを見てるとこの30.5ccエンジンを積んだ背負式が新しく出ている。
RM3020Tという型式で既に販売されていた。
出力は変わらず1.3kwで背負フレームが海外向けの大きい物で9kgジャスト
これを国内向けに樹脂フレームに変えれば8kg台は確実で望みが出てきた。
操作桿は25mm径でレバーは当然海外仕様だがこれも国内向けにはツインレバーに
変えてくるだろう。
もうちょっとの辛抱我慢で国内販売されるかもしれません。
単純に考えればエンジンがあり操作桿があり竿もレバーも背負いフレームもあればあとは組み合わせるだけで出来上がるはずなんだけどね。
古くっさい旧在庫に目処が付くまでまだ売らないだろうな。
早まって他メーカーのを買って激しく後悔するよりもうしばらく待つべきだろう。
ゼノアのくるくるシリーズは問題を抱えている機体に思えるので出来ればリスクを負いたく無い。安易に手を出せない結構重大な問題。
改善するつもりが無いのか登場時からずっと同じ問題を抱え続けている。で、知らないユーザーは高額修理を繰り返す事になる。
最大のメリットとして売り出しているが結果としてそれが仇となる形になっている。
使い方が常にナイロン全開とは限らない。中速で三枚刃 二枚刃もあるし色々。
そら販売する側にとってみれば高額修理か買い替えかいずれにしても儲けになるので商売的にはいいんだろうけどね。
わざわざその問題を教えてくれるとしたらよほどの事だと思う。
その問題さえ無ければ魅力的なんだけどな。
上手く使いこなす対策があればいいんだが。
それかいっそのことくるくるじゃなくてオーソドックスな形に戻してくれれば問題は解決するはず。
意外とTKZシリーズの方がいいかも。
ただでさえ壊れやすい刈払機なのに使う前から余計な問題を抱えたく無い。
一方の丸山のMBS3610は今までノーマークだったが知らない間にカタログに出ていた36cc。
丸山の動噴(三菱エンジン)はいいが刈払機はイマイチの印象しか無いが出力は海外仕様ではほんまかいなの1.4kwと数字だけ見ると申し分ない。(トルクは不明)
重量も8.6kg。
この出力表記だがこれも鵜呑みにしていいのだかどうか。。
上までしっかり回りナイロンを回し切るトルク特性があるのだろうか?
オープンポートの4流掃気シリンダー
中速が貧弱じゃ36ccにする意味がない。
共立 新ダイワはクローズドポート。
出力的には出だしから不利。
この差はどう出るか?
まあカタログの出力表記なんて車の馬力や燃費と同じくハッタリもあるかもしれん。
最大手の車メーカーでさえ馬力や燃費にハッタリ表記をしていたんだから。
280馬力とうたいながら実際にはそれに遥かに及ばないという事も車では往々にしてあった。
10%20%くらい当たり前のようにハッタリをかます。
個人ユーザーが出力を計れる訳でもないし。
でも海外仕様(US以外)で明記しているところを見ると訴訟リスク承知でハッタリだとすればいい根性だ。
この機種は背負 両手含め国内の情報が皆無なのでさっぱりわからん。
この1.4kwの出力に偽りが無ければ結構気になる機種
海外サイトでは確かに1.4kw/7,000 のトルク2.05/6000とある
が、仕向け先によって数値が異なるようで何を変えているのかマフラーなのか何なのかよくわからん。
最大出力時の回転数が7,000rpmとある。
最高回転数は情報がなく不明。
最大トルク2.05の発生回転数は6,000rpmとあるがこれが本当なら26ccクラスの倍近いトルクという事になる。
三菱のTLE43も7000回転で1.27kwを出す為に似たような特性かも知れない。
出力の曲線まではデータが無くカーブが急であれば回転が落ちると急激に弱いという事になる。
果たしてどうか?
普通に考えるとそんなピークパワーだけのエンジンは農機具じゃ使い物にならないのでそんなはずは無いと願いたい。
気のせいか海外youtube動画を見る限りはお世辞にも1.4kwあるんだろうか?という感じ。
正直情報が無くわからない。
クラッチは78mm径の焼結でライニングでは無い模様。
レバーはあのトリオレバーだと思ってたらよくよく見るとbigmと同じではないか?
おいおいホムセ仕様のレバーじゃないか?
ホムセで同じレバーを握ってみるがまあそれなりです。
一言で言えば安物の操作感。
ここが結構気になるポイントで出来ればMBシリーズは差別化して欲しかった。
背負はレバーが2本有り握り込むと1本目のロック解除レバーが解除されそのまま握り込むと回転数が上がる。
しかしレバーは他メーカーも似たようなもので例えば共立も似たような感触で
あんまりカチッとした出来の良さそうなものでは無い。
どなたか買った方、使用感をアップしてくれないかな?
排気量 パワー 重量とカタログスペックはいい。(前にも書いたがカタログスペックに表れない細かい所が丸山は比べるとイマイチの印象。しかしそれが必要かと言えばそうでも無い)
動噴メーカーなので必然的に農家層の一定の支持がある。(動噴は三菱エンジン)
しかし農機具屋の丸山刈払機に対しての評価は妙に歯切れが悪い。
昔からそうだがハードな使用には向いてはいない。
農家向けというのは普段から管理された畑 畦草などが主な使用用途という事。
でもそれならホムセ仕様で十分じゃね?とも思う。しかしホムセ向けBIGmでは農機具屋が販売修理出来ないので農機具屋が販売出来るように少し仕様をいじったものが丸山ブランドのMBシリーズだろう。
農機具屋が販売 修理が出来て尚且つ軽くて手頃という農家相手の商材として丸山のMBシリーズの刈払機はそういうニーズ向けに作ったと感じられる。
もっと頑張って欲しいと思う。
少なくともMBシリーズはガッツリ本気仕様にしてほしい。
修理一回で僅かな価格差など吹き飛んでしまう。
せっかく販売網が充実しているんだから買う側としてもアフター面ではメリットも多い 。
余談だけども丸山はオーストラリア市場にはbushrangerというブランドで供給しているようでクリソツな刈払機を色違いで出している。
YouTubeでおんなじようなものがあるなと思ってよくよく見てみるとどうやらそのようだ。(丸山の名前は出てこないが明らかに同じ製品)
なんか面白い発見だった。
色々書いたが丸山の唯一大きなメリットはモノタロウでパーツが入手出来ること。
農機具屋のようにぼったくられる事の無い明朗会計。
自分でいじれる自信があればこれは結構強い味方になると思う。
他の共立 新ダイワ ゼノアなどは無い。
いずれのメーカーの製品もエアフィルターは簡素なスポンジ式。
いまだにナイロンカッター仕様にアップデート出来ていない。
その他メーカーは三菱の古くさいパワーの無いエンジンなので除外。
33ccでも26ccに毛が生えた程度。
これじゃわざわざ重い物を担ぐ意味が無い。
どのメーカーも古臭い30ccクラスよりも最新の26ccクラスの方が総合的に良いと思う。
ほとんど差が無く軽い26ccクラスで作業を軽快にする方が結果的には効率がいいようにも思う。
少なくとも重い30ccクラスはその重量に見合ったメリットが無いと選択対象にならない。
共立か新ダイワの26ccにする方がよほど幸せだろうとも思う。
この30ccクラスはどのメーカーも力を入れておらず放置状態でいったいいつの設計だ?と思うほど古臭い。
ところで三菱は小型エンジンの事業を売却する事になったので次の企業になってからはどうなるのやら。
(三菱の26ccは特段不満無く出来はいいけど)
悩ましいがこのクラスのものはそうそう売れるものじゃ無いマニアックなものなので情報が少なく店側も分からない事が多いんじゃ無いか?とも思う。
普通の農機具屋なら一年に数台も出ないだろうに。ましてや爺さん婆さんがやってるようなとこはまず出ないだろうから。
(客層が高齢者ばっかりでそんな根性物の大排気量モデルなんぞ買うような気合の入った筋肉爺さんはいない)
価格も背負になると結構するので失敗するのは非常に辛い。
現時点ではエンジン性能を見ると共立の30.5cc が自分の用途にはベストと思うので是非背負式を出して欲しい。
このクラスは正直なところ選択肢が殆ど無い。
26ccクラスまでなら選び放題で苦労しないがそれ以上の排気量となると選択肢が殆どない。
あるにはあるのだが知らずに買うと後悔するのは目に見えている物が非常に多い。
各社のエンジン性能は結構違いがあるので単純に排気量 重量だけで選ぶと買い直しする羽目になる。
特に同一メーカー内ではそら出力は排気量に比例するがメーカーをまたいで比較すると
逆転している事も良くある。
つまり出来の悪いAメーカーの30ccよりBメーカーの26ccの方が出力的にも優れているという感じ。
わざわざ出来の悪い出力の弱い重量級を選ぶ理由など無い。
なので選ぶのが難しい。
いずれにせよ圧倒的に需要が少ない背負の大排気量は悩んでもどうにもならん実情がある。
まあゆっくりいいのが出るまで待とう。