スチール FR235は付属のナイロンローターと飛散防止カバーが絶望的に重く、竿の操作が非常に苦痛だった。
(ギアケースがデカくて重いのはどうしょうも無い)
それぞれの出来が良いので我慢して使っていたが気が付けば出来る限り他の軽量刈払機を使ってコイツの出番が少なくなってきていた。
ナイロンローター C36-2. 590g
飛散防止カバー 427g
合計1,017g
ローターは大容量で頑丈。
カバーはカッター付きでこれまた頑丈。
いいんだけども日本人には重すぎる。
特に背負い式の場合はまともにその重量が腕にくる。
当然吊りゴムはしていてもだ。
そこで軽量化を図るべく
BigM たたけばでます 336g 速攻でゴミ箱行き
山善 楽巻カッター 275g
ホムセ金属刃用カバー+100均のペラペラのまな板 180g
合計455g
で、一気に約560gの軽量化に。
竿先の500のペットボトル一本分はさすがに違いを体感出来る。
本体側ではなく竿先の重量は腕にかかる重さがかなり違ってくる。
これ以上の大幅な軽量化は難しいのでは無いか?
こんな重量を測ってまでやる事か?とも今までだったら思っていたがこの機種を使えば使うほどそうせざるを得なくなってくる。
気に入らなければ売っ払いたいのはやまやまだけども代わりになる国産機が無い為に仕方なくしている。
実際にテストしてみたところ今まで本当に苦痛だった竿の操作が大幅に軽減され実用レベルにかなり近くなった。
あの忌まわしい重さからの卒業だ。
と言ってもマシになったレベルでギアケース自体変わらない限り重いのは重い。
トリガー式のスロットルレバーも昨年改造済みの為にようやく使う気になるくらいにまではなった。(過去記事参照)
カバーは100均セリアのペラペラまな板だが比較的硬いのを選んでいる。
下敷みたいなペラペラ過ぎるのは強度が不安すぎ形も安定しない。
パイプを貫通させ金属刃用カバーを前後逆にしてM5ボルト一箇所でワッシャをかまして固定。これだけでガッチリ固定でズレない外れない。
一点止めだとだいたいこの手のカバーはクルクル回りストレスがたまる。
実際に使ってみたところなかなか具合はいい。
膝下には草や石ころは飛ぶが上への飛散はかなり軽減された。
A4サイズで小さいかな?って思ったがギリいけそう。
膝下を重視して下げると今度は上半身にバチバチ来るので膝下は捨てるしかない。
調子に乗って大きいのを付ければまた重くなり本末転倒になる。
この手のカバーは朝イチ刈ってると草がビッシリこびりつきかなり重たくなる。
ドデかカバーがずっしりくるほど厚くへっぱりつく。
軽量な市販のデカいカバーがあればそれに付け替えてもいいがどうせすぐボロボロになって買い換える事になるのでこの重量で100円で交換出来るので気に入っている。
自分も含めだいたい農家は天気のいい日は草刈りなんかしない。
そら秋以降ならばメインの作業も落ち着いて晴れの日でもするが
夏場の貴重な晴れの日はみんな軽トラにタンク積んで防除か除草剤の散布作業
防除作業など晴れにしか出来ない作業を最優先する。
なので草刈りは必然的に小雨の天気や前日の雨が残った状態などにする。
従って立派なカバー付けるとベッタリ草が付き重くてダンベル状態になる。
必要最小限でいい。服の汚れを気にして草刈りなど出来ない。
顔面への飛散を最低限防止出来れば良いくらい。
ちなみにコードは伸び切っているが気のせいです。
単に丸山の楽マキが作動不良を起こし巻き戻す事も出来なくなった状態です。
(この出来損ないの丸山のラク巻きは二度と買うことは無いだろう。)
しかしこの刈払機はとりあえず何とか使える状態になるまでなかなか手が掛かる‥‥。
カスタマイズと言えば聞こえはいいが‥‥。
まあ一応これで使う気になれるレベルになりました。
国内メーカーでも排気量が大きくなると竿のパイプ径が大きくなりギアケースも重くデカいというものもある。
26mmパイプや27mm など馬鹿みたいに太いのもある。
(それらは殆ど海外向けでそれをそのまま日本で売るとそうなる)
標準的なものは24か25mmが多い。
その差は思ってる以上にデカいので注意されたい。
特に背負い式は竿先重量が重いと致命傷になり全く意味をなさなくなる。
全体重量だけでは分からない竿先重量は結構重要な要素。
自分はこのスチールで教訓になったがパイプ径は24mmか25mmまでにとどめるべき。
それ以上となるとまずもって後悔する事になる。
多少金額が上がっても良いのでもっと軽量素材を使ってくれないか?