2023.4.1. スチール FR235 竿先の軽量化

スチール FR235は付属のナイロンローターと飛散防止カバーが絶望的に重く、竿の操作が非常に苦痛だった。

(ギアケースがデカくて重いのはどうしょうも無い)

それぞれの出来が良いので我慢して使っていたが気が付けば出来る限り他の軽量刈払機を使ってコイツの出番が少なくなってきていた。

ナイロンローター C36-2. 590g

飛散防止カバー  427g

合計1,017g

ローターは大容量で頑丈。

カバーはカッター付きでこれまた頑丈。

いいんだけども日本人には重すぎる。

特に背負い式の場合はまともにその重量が腕にくる。

当然吊りゴムはしていてもだ。

 

そこで軽量化を図るべく

BigM たたけばでます  336g   速攻でゴミ箱行き

山善 楽巻カッター  275g
ホムセ金属刃用カバー+100均のペラペラのまな板 180g

合計455g

 

で、一気に約560gの軽量化に。

竿先の500のペットボトル一本分はさすがに違いを体感出来る。

本体側ではなく竿先の重量は腕にかかる重さがかなり違ってくる。

これ以上の大幅な軽量化は難しいのでは無いか?

こんな重量を測ってまでやる事か?とも今までだったら思っていたがこの機種を使えば使うほどそうせざるを得なくなってくる。

気に入らなければ売っ払いたいのはやまやまだけども代わりになる国産機が無い為に仕方なくしている。

実際にテストしてみたところ今まで本当に苦痛だった竿の操作が大幅に軽減され実用レベルにかなり近くなった。

あの忌まわしい重さからの卒業だ。

と言ってもマシになったレベルでギアケース自体変わらない限り重いのは重い。

トリガー式のスロットルレバーも昨年改造済みの為にようやく使う気になるくらいにまではなった。(過去記事参照)

カバーは100均セリアのペラペラまな板だが比較的硬いのを選んでいる。

下敷みたいなペラペラ過ぎるのは強度が不安すぎ形も安定しない。

パイプを貫通させ金属刃用カバーを前後逆にしてM5ボルト一箇所でワッシャをかまして固定。これだけでガッチリ固定でズレない外れない。

一点止めだとだいたいこの手のカバーはクルクル回りストレスがたまる。

 

実際に使ってみたところなかなか具合はいい。

膝下には草や石ころは飛ぶが上への飛散はかなり軽減された。

A4サイズで小さいかな?って思ったがギリいけそう。

膝下を重視して下げると今度は上半身にバチバチ来るので膝下は捨てるしかない。

調子に乗って大きいのを付ければまた重くなり本末転倒になる。

この手のカバーは朝イチ刈ってると草がビッシリこびりつきかなり重たくなる。

ドデかカバーがずっしりくるほど厚くへっぱりつく。

軽量な市販のデカいカバーがあればそれに付け替えてもいいがどうせすぐボロボロになって買い換える事になるのでこの重量で100円で交換出来るので気に入っている。

 

自分も含めだいたい農家は天気のいい日は草刈りなんかしない。

そら秋以降ならばメインの作業も落ち着いて晴れの日でもするが

夏場の貴重な晴れの日はみんな軽トラにタンク積んで防除か除草剤の散布作業

防除作業など晴れにしか出来ない作業を最優先する。

なので草刈りは必然的に小雨の天気や前日の雨が残った状態などにする。

従って立派なカバー付けるとベッタリ草が付き重くてダンベル状態になる。

必要最小限でいい。服の汚れを気にして草刈りなど出来ない。

顔面への飛散を最低限防止出来れば良いくらい。

 

 

ちなみにコードは伸び切っているが気のせいです。

単に丸山の楽マキが作動不良を起こし巻き戻す事も出来なくなった状態です。

(この出来損ないの丸山のラク巻きは二度と買うことは無いだろう。)

しかしこの刈払機はとりあえず何とか使える状態になるまでなかなか手が掛かる‥‥。

カスタマイズと言えば聞こえはいいが‥‥。

まあ一応これで使う気になれるレベルになりました。

国内メーカーでも排気量が大きくなると竿のパイプ径が大きくなりギアケースも重くデカいというものもある。

26mmパイプや27mm など馬鹿みたいに太いのもある。

(それらは殆ど海外向けでそれをそのまま日本で売るとそうなる)

標準的なものは24か25mmが多い。

その差は思ってる以上にデカいので注意されたい。

特に背負い式は竿先重量が重いと致命傷になり全く意味をなさなくなる。

全体重量だけでは分からない竿先重量は結構重要な要素。

自分はこのスチールで教訓になったがパイプ径は24mmか25mmまでにとどめるべき。

それ以上となるとまずもって後悔する事になる。

多少金額が上がっても良いのでもっと軽量素材を使ってくれないか?

 

2022.12.20 防寒手袋について

ここ何年はずっと暖冬だったけど今年は序盤から冷える。

畑は山の頂上付近にあるので既にタイヤチェーンを巻いている。

で、いつも冬場は防寒手袋はワークマンで売っているオレンジ色のフリースが内張されたゴム手袋だった。

こいつはグリップは良好で結構愛用していたが一旦外側が濡れると一気に指先が冷え作業どころでは無くなる事も多かった。

木に雪が積もっているので枝を切る際にどうしても濡れてくる。

防水だが風で更に冷やされて指先は機能停止となる。

そこで今年はネオプレン生地の手袋を試してみた。

黒色の方がネオプレンでオレンジは今まで愛用していたフリース内張のゴム手袋

 

早速吹雪く中試してみたところ今までの苦痛が馬鹿らしい程寒さには強い。

雪の中に手を突っ込もうが全然平気。

尚且つグリップは良好。

自分の中では文明開化の鐘が鳴るほどの衝撃を受けた。

お値段は¥1,000ほどするが辛い思いをするよりよっぽどマシ。

手袋の脱着はさっさとはいかないがこれはしょうがない。今までのオレンジのものも勢いで取ると内張がめくれて使用不可になっていたので大きな不満はない。

 

しかしこのネオプレン生地は凄い。

今更ながら驚いた。

そら真冬の海でも潜れるはずだわと感心しきりだ。

 

あとは耐久性だがこの冬はこれで行くので今シーズンで評価をしてみようと思う

2022.12.10 刈払機 次期候補についてあれこれ考える

メインで使う刈払機の次期候補を検討中。

 

現在の布陣は36ccの背負と26ccの両手ハンドル

この2台体制でここ数年頑張ってきたが両極端な性格の為に間の守備範囲の広いものを探している。

ナイロンは26ccでも膝くらいまでならギリいけるがそれ以上となると36ccの出番となり真夏であれば1ヶ月でそれくらいには雑草は育つ。

シーズン時は軽トラに常備しているもののメインの他の作業終了後に重い36ccを担ぐ気力も残っておらずかといって26ccの両手ハンドルではチマチマと刈る事になりあんまり効率が良くない。

そこで1.2kw前後の出力で8kg台の背負があればと色々探している。

国内メーカーは出力表記を殆どしていないので想像でしか分からない。(三菱エンジンは分かる)

候補は現行品では

○ゼノアBKZ315L

丸山 MBS3610

○共立(新ダイワ)RME3000 (RME3600は古すぎる)

 

の3種くらいしか無い。
自社でエンジンを製造しているのはスチールを除きこの3社しか残らない。

これ以外の三菱エンジン搭載機は何社もあるがエンジンスペックは決まっているのでそれ以上触る事が出来ない。

共立の30.5ccの新エンジンの背負があればベストなんだけど今は28.1のエコエンジンしか出ていない。

現行の30ccクラスの背負は前のエコエンジンの為にパワーが恐らく満足出来ないだろう。

現行の26ccは出来が良さそうなので差があまり無いように思う。

エコエンジンはパワーイマイチの為に共立はあえてエコエンジンをやめてパワー重視に戻しているがこの排気量の背負だけが取り残されており旧型仕様をいまだに乗せている。

肩掛け式のものは新型仕様に切り替わったのに背負だけ取り残されているようだ。

30ccの背負が出揃うまで待ちたいのは本音。

たまたま共立エコーの海外サイトを見てるとこの30.5ccエンジンを積んだ背負式が新しく出ている。

RM3020Tという型式で既に販売されていた。

出力は変わらず1.3kwで背負フレームが海外向けの大きい物で9kgジャスト

これを国内向けに樹脂フレームに変えれば8kg台は確実で望みが出てきた。

操作桿は25mm径でレバーは当然海外仕様だがこれも国内向けにはツインレバーに

変えてくるだろう。

もうちょっとの辛抱我慢で国内販売されるかもしれません。

単純に考えればエンジンがあり操作桿があり竿もレバーも背負いフレームもあればあとは組み合わせるだけで出来上がるはずなんだけどね。

古くっさい旧在庫に目処が付くまでまだ売らないだろうな。

早まって他メーカーのを買って激しく後悔するよりもうしばらく待つべきだろう。

 

ゼノアのくるくるシリーズは問題を抱えている機体に思えるので出来ればリスクを負いたく無い。安易に手を出せない結構重大な問題。

改善するつもりが無いのか登場時からずっと同じ問題を抱え続けている。で、知らないユーザーは高額修理を繰り返す事になる。

最大のメリットとして売り出しているが結果としてそれが仇となる形になっている。

 

使い方が常にナイロン全開とは限らない。中速で三枚刃 二枚刃もあるし色々。

そら販売する側にとってみれば高額修理か買い替えかいずれにしても儲けになるので商売的にはいいんだろうけどね。

わざわざその問題を教えてくれるとしたらよほどの事だと思う。

その問題さえ無ければ魅力的なんだけどな。

上手く使いこなす対策があればいいんだが。

それかいっそのことくるくるじゃなくてオーソドックスな形に戻してくれれば問題は解決するはず。

意外とTKZシリーズの方がいいかも。

ただでさえ壊れやすい刈払機なのに使う前から余計な問題を抱えたく無い。

 

一方の丸山のMBS3610は今までノーマークだったが知らない間にカタログに出ていた36cc。

丸山の動噴(三菱エンジン)はいいが刈払機はイマイチの印象しか無いが出力は海外仕様ではほんまかいなの1.4kwと数字だけ見ると申し分ない。(トルクは不明)

重量も8.6kg。

この出力表記だがこれも鵜呑みにしていいのだかどうか。。

上までしっかり回りナイロンを回し切るトルク特性があるのだろうか?

オープンポートの4流掃気シリンダー

中速が貧弱じゃ36ccにする意味がない。

共立 新ダイワはクローズドポート。

出力的には出だしから不利。

 

この差はどう出るか?

まあカタログの出力表記なんて車の馬力や燃費と同じくハッタリもあるかもしれん。

最大手の車メーカーでさえ馬力や燃費にハッタリ表記をしていたんだから。

280馬力とうたいながら実際にはそれに遥かに及ばないという事も車では往々にしてあった。

10%20%くらい当たり前のようにハッタリをかます

個人ユーザーが出力を計れる訳でもないし。

でも海外仕様(US以外)で明記しているところを見ると訴訟リスク承知でハッタリだとすればいい根性だ。

この機種は背負 両手含め国内の情報が皆無なのでさっぱりわからん。

この1.4kwの出力に偽りが無ければ結構気になる機種

海外サイトでは確かに1.4kw/7,000 のトルク2.05/6000とある

が、仕向け先によって数値が異なるようで何を変えているのかマフラーなのか何なのかよくわからん。

最大出力時の回転数が7,000rpmとある。

最高回転数は情報がなく不明。

最大トルク2.05の発生回転数は6,000rpmとあるがこれが本当なら26ccクラスの倍近いトルクという事になる。

三菱のTLE43も7000回転で1.27kwを出す為に似たような特性かも知れない。

出力の曲線まではデータが無くカーブが急であれば回転が落ちると急激に弱いという事になる。

果たしてどうか?

普通に考えるとそんなピークパワーだけのエンジンは農機具じゃ使い物にならないのでそんなはずは無いと願いたい。

 

気のせいか海外youtube動画を見る限りはお世辞にも1.4kwあるんだろうか?という感じ。

正直情報が無くわからない。

クラッチは78mm径の焼結でライニングでは無い模様。

レバーはあのトリオレバーだと思ってたらよくよく見るとbigmと同じではないか?

おいおいホムセ仕様のレバーじゃないか?

ホムセで同じレバーを握ってみるがまあそれなりです。

一言で言えば安物の操作感。

ここが結構気になるポイントで出来ればMBシリーズは差別化して欲しかった。

背負はレバーが2本有り握り込むと1本目のロック解除レバーが解除されそのまま握り込むと回転数が上がる。

しかしレバーは他メーカーも似たようなもので例えば共立も似たような感触で

あんまりカチッとした出来の良さそうなものでは無い。

どなたか買った方、使用感をアップしてくれないかな?

排気量 パワー 重量とカタログスペックはいい。(前にも書いたがカタログスペックに表れない細かい所が丸山は比べるとイマイチの印象。しかしそれが必要かと言えばそうでも無い)

動噴メーカーなので必然的に農家層の一定の支持がある。(動噴は三菱エンジン)

しかし農機具屋の丸山刈払機に対しての評価は妙に歯切れが悪い。

昔からそうだがハードな使用には向いてはいない。

農家向けというのは普段から管理された畑 畦草などが主な使用用途という事。

でもそれならホムセ仕様で十分じゃね?とも思う。しかしホムセ向けBIGmでは農機具屋が販売修理出来ないので農機具屋が販売出来るように少し仕様をいじったものが丸山ブランドのMBシリーズだろう。

農機具屋が販売 修理が出来て尚且つ軽くて手頃という農家相手の商材として丸山のMBシリーズの刈払機はそういうニーズ向けに作ったと感じられる。

もっと頑張って欲しいと思う。

少なくともMBシリーズはガッツリ本気仕様にしてほしい。

修理一回で僅かな価格差など吹き飛んでしまう。

せっかく販売網が充実しているんだから買う側としてもアフター面ではメリットも多い 。

余談だけども丸山はオーストラリア市場にはbushrangerというブランドで供給しているようでクリソツな刈払機を色違いで出している。

YouTubeでおんなじようなものがあるなと思ってよくよく見てみるとどうやらそのようだ。(丸山の名前は出てこないが明らかに同じ製品)

なんか面白い発見だった。

色々書いたが丸山の唯一大きなメリットはモノタロウでパーツが入手出来ること。

農機具屋のようにぼったくられる事の無い明朗会計。

自分でいじれる自信があればこれは結構強い味方になると思う。

他の共立 新ダイワ ゼノアなどは無い。

 

いずれのメーカーの製品もエアフィルターは簡素なスポンジ式。

いまだにナイロンカッター仕様にアップデート出来ていない。

 

 

その他メーカーは三菱の古くさいパワーの無いエンジンなので除外。

33ccでも26ccに毛が生えた程度。

これじゃわざわざ重い物を担ぐ意味が無い。

どのメーカーも古臭い30ccクラスよりも最新の26ccクラスの方が総合的に良いと思う。

ほとんど差が無く軽い26ccクラスで作業を軽快にする方が結果的には効率がいいようにも思う。

少なくとも重い30ccクラスはその重量に見合ったメリットが無いと選択対象にならない。

共立か新ダイワの26ccにする方がよほど幸せだろうとも思う。

この30ccクラスはどのメーカーも力を入れておらず放置状態でいったいいつの設計だ?と思うほど古臭い。

ところで三菱は小型エンジンの事業を売却する事になったので次の企業になってからはどうなるのやら。

(三菱の26ccは特段不満無く出来はいいけど)

悩ましいがこのクラスのものはそうそう売れるものじゃ無いマニアックなものなので情報が少なく店側も分からない事が多いんじゃ無いか?とも思う。

普通の農機具屋なら一年に数台も出ないだろうに。ましてや爺さん婆さんがやってるようなとこはまず出ないだろうから。

(客層が高齢者ばっかりでそんな根性物の大排気量モデルなんぞ買うような気合の入った筋肉爺さんはいない)

価格も背負になると結構するので失敗するのは非常に辛い。

 

現時点ではエンジン性能を見ると共立の30.5cc が自分の用途にはベストと思うので是非背負式を出して欲しい。

このクラスは正直なところ選択肢が殆ど無い。

26ccクラスまでなら選び放題で苦労しないがそれ以上の排気量となると選択肢が殆どない。

あるにはあるのだが知らずに買うと後悔するのは目に見えている物が非常に多い。

各社のエンジン性能は結構違いがあるので単純に排気量 重量だけで選ぶと買い直しする羽目になる。

特に同一メーカー内ではそら出力は排気量に比例するがメーカーをまたいで比較すると

逆転している事も良くある。

つまり出来の悪いAメーカーの30ccよりBメーカーの26ccの方が出力的にも優れているという感じ。

わざわざ出来の悪い出力の弱い重量級を選ぶ理由など無い。

なので選ぶのが難しい。

いずれにせよ圧倒的に需要が少ない背負の大排気量は悩んでもどうにもならん実情がある。

 

まあゆっくりいいのが出るまで待とう。

 

 

 

 

 

2022.11.10 刈払機 30枚刃について

関西洋鋸の30枚刃を久し振りに買ってみた。

これは箱出しの状態

ここ何年はヤブになった所を手を付けられず放置していたがこの冬場に再挑戦しようと思い立った。

近所の農協で650円程度だったので3枚刃を買うついでに買ってみた。

値札を貼り間違えてるのかと思うくらい安い。

ツムラ製ならこの倍近い価格。

 

材質はこれはSK5でツムラはSKS材を使用している。

つまりは単純な炭素鋼で安価に作れる材料。

刃は付けやすいがすぐに切れが悪くなる。

 

耐摩耗性などは合金鋼のSKSの方が上。

なので長時間連続使用するならツムラなどのSKS材のものが良い。

一回の使用が1タンクくらいで1日の最後にチョチョッと使う程度なら十分使える。

 

 

箱出しの状態はいくらかアサリが付いている。

丸ヤスリで研いでとりあえずは準備完了。

アサリのつけ具合を現場の状態を見ながら調整しようと思う。

 

何年振りかに使ってみたが灌木が多い現場ではやっぱり最高の切れ味で気持ちいいほどチュンチュン切っていく。

箱出しのアサリでは5cm程度の雑木も一応切れるが時間がかかるので木を切るなら自分でアサリ分けは必須。

 

また今までナイロンコードや3枚刃などでぶった斬るラフな竿操作だったので初心に帰り慎重な竿操作が必要。

ゆっくりと慎重に着実に。

最高の切れ味も一回石に軽く当たっただけで角が無くなり腕くらいの木を切る事はもう難しくなる。それでも懐部はまだまだチップソーよりは切れるので細い灌木までなら作業は継続出来る。

26ccクラスのU字ハンドルで使ってみたが細かい竿操作にはやっぱり軽量な小排気量のツーグリップもしくはループハンドルだろうなと痛感した。

エンジン排気量はそれほど必要無い。

冬場であっても26ccクラスで十分すぎる。

回転を十分に上げてから刃を入れる為 刈払機は回転の立ち上がりが早いに越したことはない。

また竿先のコントロールが重要な為に特に竿先が重い刈払機では全然駄目だ。

腕が疲れてすぐに竿先のコントロールが難しくなる。結果石に当ててしまう。

竿の自由度で言えば背負い式だが正確さで言えばツーグリップだろうな。

背負は自由が効くが竿先をある程度浮かして保つという動作があまり得意では無い。

 

林業家がなぜ小排気量の最軽量クラスのものを愛用しているのかよく分かる。

ゼノアか新ダイワの2択のようだ。

チェンソーのショップがこの2社かスチールを含めると3社になるが取り扱う刈払機も必然的にそのメーカーになるので結果としてそうなる。

逆に農家が通う農協は共立が強くその他は弱い。

現実的には最寄りの農機具屋が薦めるメーカーとなる。

しかし最近は農機具屋も後継もおらず先の事を考えると修理も含め難民が増えるだろうと思われる。

話はだいぶんそれたが手持ちの刈払機は軽量なものが無いのが痛いが当面は我慢しよう。

 

現場はいずれ畑にする予定地。

動噴のホースが引っかかってストレス全開になるので高刈りをしたく無いのが本音。

来年にはまた元通りになるんだろうけど管理する為のとっかかりをつけない事には先に進めない。

やっぱり欲張らずにまずは最低限人間が入れる状態にしよう。

 

 

研ぎは丸ヤスリとグラインダーで行なっているが市販されている研磨機をググると結構いいお値段している。4万前後するみたいだけども1枚650円なんで60枚近く買える計算になる。

年中使用するなら自己投資として検討するが‥‥。

自分の場合はほぼ冬場のみ。

 

ここの所連日使用している。

午前中は3枚刃の現場で午後からこの笹刈刃の藪。

丸ヤスリでこまめに研いで快調に使っている。

1タンク終われば研いでの繰り返し。

この刃でまず大まかに切り開く事だけに集中する事にする。

 

この現場はもう何年も放置していて雑木 カズラ 何でもありの状態。

縦横100m程の傾斜地。

春までになんとか取り掛かろうとと考えている。

(手前の柿畑はここ数年かけてだいぶん綺麗になった。)

遠目に見ると何でもなさそうだが いざ取り掛かろうとすると入る隙もないほどのジャングルになっている。

夏場はとてもじゃないが手をつけようとも思わない。

ひたすら笹刈刃で切り開くしかなさそう。

 

ツムラや他メーカー品との違いは比較した事無いので分からない。

SK5の炭素鋼やSKSの合金鋼の2種の違いもいずれ比較してみたい。

勝手な想像だけども一般的には炭素鋼は研いだ直後の切れ味は良いが長切れはしないのが定説。となると長時間の使用が前提ならやっぱりSKSか?

そらそうだろう。

 

 

 

 

 

 

 

2022.10.25 スチールFR235のレバーについて

 

このスチールFR235のスロットルレバーがやたら使いにくいのに嫌気が差してきた。

指2本までしかかからずそれでも結構な力で握り込まないと使えないというもので怒りにも似た感情が湧き起こってきた。

連続使用を強制的にやめさせる為なのかどうか分からんが今回工作をして改善する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

食器をグラインダーで切って万力とハンマーで曲げてこんな感じにしてみた。

台所をゴソゴソして使ってなさそうなのをゲット。

関西人の家になんであったのかわからんがもんじゃ焼きのヘラが良さそうだったのでコソッと加工してみた。

イメージの為にとりあえず両面テープで仮留めしているが問題はこれをどう固定するかだ。

ステンレスと樹脂をどうくっつけるか?

レバー側にネジ穴を開けるほどの強度はなさそうな感じ。

そこでゴリラボンドを買って来たのでくっつけてみた。

無茶はしていないが触った感じは結構ガッチリ接着されたようだ。

握った感じは今まで人差し指と中指の2本での操作だったのが人差し指一本でも4本でも握り加減で欲しいままの自由度が増した。

当然引く力も先の方では1/3くらいに軽減され国産機とさほど変わらないくらいにはなった。

これで問題無ければラッキーでダメならもう諦めるしか無い。

でもこんな小細工しなくともFS26の日本向けレバーがポン付出来ないか?とも今になって思った。

竿の径は恐らくだが同じ25.4mmじゃなかったっけ?

いずれにしてもそこまで金をかけるなら買い換えるわ。とも思う。レバーだけの問題でも無いし。

 

当面現場で調子を見てみる予定。

 

○使用後感想

確かにレバー操作は軽くなった。

苦痛だったレバー操作はだいぶんマシになった。

しかしこれでもトリガー式には違いないのでやっぱり回転数をずっと一定にするのは得意では無い。

大雑把に中速を数秒程度維持する感じ。

それをアクセルOFFから繰り返す感じ。

それでも一応中速が実用レベルになった。

自分の場合はこれでも支障は無い。

クラッチにとってはあんまり良くない動作だとは思うが仕方が無い。

これまでは意図せず全開になる為に金属刃使用時に強烈なキックバックが発生する事が多かった。特に二枚刃 三枚刃使用時。勿論ギアやシャフトのダメージがかなり大きかったのでこれでかなり軽減出来ると思う。

 

とにかくは無いより全然マシなんで当面これで行くつもり。

レバーの接着だが予想に反してガッチリ付いている。接着時は勿論面粗しをしているがここまでガッチリくっつくのはさすがゴリラ。

 

→やっぱりというか当然ながら半年後に取れた。

再度くっつける気力が無いので当面1タンクまでの短時間で我慢しよう。

ゴリラ並みの握力があれば指一本でも鼻歌混じりで握れるんだろうけどね。

草刈りごときで限りある体力握力を使い切るわけにはいかんのですわ。

2022.10.20 オレゴン シュレッダーブレードについて

オレゴン シュレッダーブレードをこの間初めて使ってみたが今回改めて試してみた。

 

秋になりナイロンカッターでは刈れない背丈ほどのセイタカアワダチソウヤマゴボウが密集した場所で使ってみた。

 

結論から言うと、次は無いなというもの。

まず重量がかなりあり上下に振ってるとかなり腕にくる。

その形状から基本的に地面に当ててはいけないものだが疲れてくるとどうしても当ててしまう。

そうなると強烈なキックバックを食らい竿がガツンと来る。

要は刃が地面を自分に向かって走ってくる形。

刃が下方向にかなり出っ張っているので地面を引っ掻いてキックバックを起こす力も相当なもの。

グッと堪えているがいつか近いうちに事故になりそう。

専用のガードがあるらしくそれを使うと地面に当てにくいものらしい。

いずれにしても商品名から期待するほど粉砕するものでは無く細かくしようとすればするほどキックバックの危険性が上がる。

しかしそもそも自分の場合はそこまで粉砕する意味が無いと思っているので費用対効果としてメリットを感じにくい。

確かに慣性力で少々ゴツいものでも叩き切るがそれは二枚刃でも可能。

結局いつもの二枚刃に戻る事になった。

 

多分にこいつが活躍するケースは安全性の高いUハンドルで大排気量刈払機で平地の半年以上草を放置した所だろうな。

傾斜地で地面が凹凸しているような荒地じゃちょっと使いにくいと感じた。

背負式じゃ更に危険度も増すのでちょっと危険すぎておすすめ出来ない。

そんなにやっきになって粉砕する必要は自分には全く無いし時間も無駄と感じる。

二枚刃でもなんでも切ったら切りっぱなし。

公園じゃあるまいし。ほっときゃその内無くなる。

農機具屋に行った際にたまたまあって衝動買いしてみたものの結果は、もう要らない。

秋からはツムラの二枚か普通の三枚刃。これを超える物は自分はまだ知らない。

軽快度 二枚刃→三枚刃→八枚刃

耐久性 二枚刃→→三枚刃→→→八枚刃

今のところ二枚刃が暫定一位。

☆但しこの評価は放置期間半年から1年以内に限る。それ以上となると木ばっかりになりこれらでは手に負えないので笹刃の登場となる。

 

 

 

 

 

2022 .9.27 ヤブガラシの根絶計画

現時点で分かっている事はネット情報に騙されてクルクルするのは全くの無駄で効果が無かったという事。

何年何度繰り返した事か。通算何万回やったか分からない。

今までかけた気の遠くなるほどの時間と労力は徒労であったという事に気付き発狂したくなった。

そんな子供騙しの方法に良くも何年も付き合ったものだと思う。

馬鹿げた情報を無責任に垂れ流した結果少なくとも自分の気の遠くなる程の時間と労力は無駄になった。

 

一体いつまで続くのだろう。このにっくきヤブガラシとの闘いは。

やっつけてもやっつけてもゾンビのように蘇る。

このままいけば自分がいつかあの世に行った後もこいつらは生き生きとしてるんだろうなと思うと無性に腹が立ってきた。

自分が生きているうちに先にこいつらをあの世に葬ってやる。

毎年毎年こいつらを引きずり下ろしてはクルクル処理していたが必ずと言っていいほど新しいのが出てくる。

一旦衰えた振りをしてカウンターパンチを浴びせられる。

もうネット情報に飛びついてクルクルしている場合では無い。

そんな事しても全くの無駄である事は身に沁みて分かった。

一体年間に何十日費やしているのだろうか?

これは徒労であって修行では無い。

もうこれ以上人生の貴重な時間を費やすのはうんざりだ。

そこで今までの苦々しい経験をもとにかなり画期的な方法を考えた。

早速効果を確かめる為に実験を実施する予定。

乞うご期待

 

→2022,12月より実施中

→2023,2月現在で処理本数は2,000を超す

 春以降に効果がはっきりと出るはずであろうから楽しみではある。

→2023.3月現在で処理本数は3,000を超す

 二度と出てくるなよと念を入れて処理を行う。

→2023,4月現在で処理本数は4,000を超す

 この時点で未処理のヤブガラシは新芽を出し生き生きとしているが処理済みの箇所からは新芽は出ていない事を確認。このまま夏を乗り切ればこの方法は成功と言える。

→2023.5月時点で処理本数はおおよそ4,500

 例年この時期になるとくるくる処理した奴は生き生きと復活して元通りになっている。

 しかし今回はほぼ見当たらずたまに見落としていたのが生えてるだけ。

 限りなく100%に近い戦果だと思う。今までの事を思うと信じられない程の効果だ。

 このまま夏を乗り切ればこの方法は成功したと言って良い。

 自分としては革命が起きたくらいの事態となっている。

 これまでの途方もない程費やした労力がやっと報われた。

 (そんな事言ってて夏にはまた元通りになっている可能性もゼロではない)

 

⚫️2023.11月時点

昨年から実施した甲斐も有り大幅にカズラの数は減った。

感覚的には7割減。

残り3割はおそらくだが処理をミスった可能性がある。

この冬場から昨年同様に2週目を実施する予定。

この夏に出ていたカズラはそのままあえて放置していた。

処理は夏場はキツイので冬場に一気にする。

それまでは変に中途半端にすると二度手間になるのであえて伸ばす方がわかりやすい。

 

⚫️2024,1月時点

順調に戦果は確認出来ている。

ヤブガラシ以外にもツタウルシも同様に処理して大丈夫。

半年後にはボロボロになっている。

一つ注意点があるのは作業時は必ずフードまでかぶって軍手では無くゴム手で作業しないと後でえらい目にあう。

恐らくそれらについていたであろうチャドクガの残骸が衣服に入り込み身体中に湿疹が出来る。

なので完全防備出来る冬場しか出来ない。

 

 

ただ1点カラスウリは茎が細すぎるので処理が難しい。

すぐに切れてしまい根元を見失ったりで少々厄介だ。

木を変形させる程の害では無いがやはり病害虫の原因になるのでなんとかしたい。

かと言って根まで掘る程の余裕は無い。

 

 

 

 

 

 

★その方法は現時点では極秘とする。 

 成功が確認出来次第公開します。

 うさん臭いネット情報の被害者がこれ以上増えないように確かな実績を積んでから公開します。

 今まで何度クルクルやっても終わりが見えないそこの同志よ。もうしばらく待って頂きたい。

 (過去に部分的に実験した事があるので自信は有り。)