2021.9.24. 運搬車 ヤンマー FG183 4WD

 

ヤンマー運搬車

FG183 4WD

デフロック付

シートは汎用品を取り付け済み

 

 

今まで300kg積みのキャタピラ運搬車はあったが今回大型の500kg積みのホイル式運搬車を導入。

収穫時はキャタピラ式のもので事足りていたが普段の防除作業時は何度も往復する為時間と労力がかなりロスしていた。

酷暑の中、動噴 ホースを載せて下ろして移動してをやってると本当に心が折れて弱った体に襲い掛かる雑草の勢い。

こんな事はやってられんと改善を試みた。

 

薬液タンクと動噴とホースが全部乗せて移動するのでこいつは期待出来る。

 

荷台は全長1845mm 幅1040mmで軽トラより幅は狭い為に小回りも期待出来る。

 

まだ実戦投入してないがちょっと乗った感じではギクシャク感が強くしばらく慣れが必要だと思った。

教習所で見る初心者MT車のようなギクシャク感。

流れるようなドライビングになるにはしばらくかかりそうだ。

半クラが結構難しい。 ガツンと繋がりやすいので超低速域のコントロールが少々難しい。 300Lタンクと動噴とホースを難なく積める。 平地であれば500Lタンクでいいけど急坂を登る為にあえて300に留めている。 下りは1速でエンブレを効かせても加速するのでフットブレーキを使いながら下る。 出来れば副変速機付であれば超低速走行が楽でコントロールしやすいんだけど。 これには残念ながら無い。 普段MTの軽トラで磨いたテクニックもあまり役に立たない。 道幅がとにかく狭く常に坂の為に軽トラではドアも開けられない程だったのでキャビン無しのこの形が非常に良い感じ。

 スピードスプレイヤーは買えるはずも無いのでこれに動噴セットを積めば機動性は良い。 自分にはこれが今まででベスト。 
 

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 この坂は20度ちょいある。
登坂力は300Lタンクと動噴セットを積んで20度ちょいの急坂も1速でギリギリ大丈夫だった。 (ただしコンクリート舗装上) アクセルは1速全開 で勿論4wdで。 またデフロックを入れてないと登れないのも実験済み。急坂を過ぎればデフロックの必要は無いが途中解除が困難なので登り切るまではロックしたまま。 ハンドルを持つ手には汗が滲むが前が浮き上がる事も無く登り切るのには驚いた。 当初エンジン排気量が心配で三菱GB300に載せ替えようかと考えたりもしたが今のところ不要かな。 
この機種はデフロック付だが現行品の類似機種は付いていない。
舗装上であれば不要だが未舗装の坂道のカーブはやっぱり空転するので必要だと思う。
特に空荷状態では空転しやすい。
 
 
大概三菱のGB汎用エンジンが乗っているがこれにはヤンマーの220ccエンジン。出力は排気量の割には出ている。ただし現在はヤンマーはこのエンジンをやめたので載せ替えは必然的に三菱GB系となる。 またセルスタートも本当にありがたい。 防除作業は移動してはホースを伸ばしの繰り返しなのでその度にリコイルを引っ張っるのは結構面倒でしんどい。 あと旋回については当然ながらキャタピラのようにはいかない。ほとんど軽トラと変わらないような感じ。 それは4wdから2wdへと切り替えが容易に出来ないので結果的に4wdで旋回する事になる。 もう少し小回りが効くと期待していたがこれは想定外。 2WDでも試したがあんまり変わらず。
元々の切角が小さいのであろう。
丸ハンドルじゃないのでこれ以上物理的に切れないのであろう。
パワステなどついて無いので結構力が要り路面からの反発もモロに帰ってくるので抑え込むのも力技となる。(2WDであっても重い) この四駆切り替えやデフロックの切り替えもそうだがうまく噛み合いにくいのでなかなか切り替え出来ない。軽トラのようにはボタン1つですぐに切り替えというわけにはいかないようです。 それと思ったけど後ろから見ると荷台幅よりタイヤは中にだいぶ入っておりトレッドは意外と短い。出来れば後輪だけでも広げた方が安定度は増すんだが。これは変更出来ないので横転に注意するしかない。 横方向への傾きについては踏ん張りが効かないので結構気を使う。 外装は全て頑丈な金属の為に他社のような樹脂がパキパキに割れてくる心配も無い。 この点は大いに評価出来るところで非常に大事。 紫外線にさらされる畑で樹脂部品など5年も経てばパリパリになる。 こういう運搬車はそれこそうん十年前からあるので今更感が強いと思うが自分にとってはこれから力強い相棒になってくれると思う。
 ○2021.11.8補足 いつものように300Lタンクを乗せて急坂を登ろうとすると登れない。 それほど急で無くとも止まりそうになる。 原因はVベルトの張りが弱い事から動力がうまく伝わらなかった様子。 使用時間はほとんどない個体だったのでベルトの消耗では無く単に調整の問題だろうと下に潜ってテンションプーリーの調整を行った結果調子は戻った。 調整幅いっぱいまでずらした為に今度はエンジン取り付け位置をずらさないといけない。 殆ど新品に近い状態のベルトだったがなぜ緩んだのか?疑問が残る。
 
○2022.4.10 トラブル発生
今まで快調に動いていたが急にエンジンがかからなくなった。
シート下のエンジンを下から覗くと何やら漏れている。
エアクリボックスからガソリンが垂れている。
おっとこれはキャブのオーバーフローじゃないか!
慌てて燃料コックを閉じると漏れも止まるが一体なぜ?
キャブは新品に交換してまだ半年くらいなんだけども。
ガソリン排出口を開くとフロート内に溜まったガソリンが排出され気を取り直して再度セルを回すと復活した。
ゴミが入ったのかフロートの動きがおかしくなったからオーバーフローになったのであろう。
とりあえずはエンジンはかかるのでまた時間のある時にキャブ清掃をしようと思う。

2022.12.5. グリスアップについて
前輪を支える箇所に左右各3箇所有りグリースガンでグリスアップしていた。が、なんてこったグリスニップルが折れている。
ようはボルトが折れた状態になっておりどうやって摘出するか?という問題にぶち当たった。
ホームセンターでエキストラクター丸型No2
を買って来てハンマーで叩き入れ左回しにするとあっけなく取れた。
グリスニップルは6mmでよく似たサイズの1/4と間違ってはいけない。当の本人が間違って買い直すハメになったのだから。
正解はこれ