2017.2.21. 防寒手袋について マックスサーモプロ

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ゴム手袋にフリースインナーを組み合わせている。

このようにインナーがベロっとなったらかなりイライラ度が増します。

冬場の山仕事用に手袋を探していた。
防寒手袋をうたったものはシーズンになれば大概の作業着屋に売っている。
しかし温かくても滑りやすいなど難点も多い。
また概して高い。
意外とこれというものが無い。

求める条件は
・勿論防寒性能
・雪面に手をついても問題無く多少の水濡れにも大丈夫
・滑らずしっかり鋏などをつかめるグリップ力。
・また風が強いので真冬の寒風にも強い。
・消耗品の為に安価であることも必須。
それらの条件を何とかクリアしたのがマックスサーモプロ
ワークマンで売っているものだ。
700円前後で売っている。
ゴム手袋の中にフリース生地のインナーがある。
グリップは最高で水濡れにも強いのが売りの防寒手袋

2年間で計4組使った感想であるが
◯山仕事で使うとやっぱり穴あきなど少々はある。
トゲのある枝など勿論簡単に穴があく
◯一旦濡れると乾くまでかなり時間がかかる。
なので車のエアコンの吹き出し口(前窓の吹き出し口)に置いて乾かしながら運転している。
そrでも乾くまで数日かかるので2組を回している
◯外側がゴム手袋の為に濡れないが当然中は蒸れる。
かいた汗が外に抜けないので手はじっとりとなる。
故に外すとじっとり湿った指が寒気にさらされ凍傷の危険性がある。
なので間違っても登山用途で使うべきでは無い。
濡れた手を寒気にさらすのは低山であっても本当に辛い
そんな馬鹿はいないと思うがこれで厳冬期登山をすれば10まで数えれない手になるかも。
厳冬期登山では蒸れて濡れた手を寒気にさらすのがどれだけ危険か分からない人は身をもって試すが良い。
低山の山仕事ではそんなエグい事にはならないがしもやけくらいはなる。

◯これはかなり問題だがインナーのフリース生地が脱ぐたびにベロっと出てくるので(手首以外固定されていない)
再度指を入れようにもインナーが裏返ったりしてまともに指が入らない。
初期のうちはまだましだが数日使ってると簡単にベロっとなる。
脱ぐ際に指先をつまんでインナーがベロっとならないようにしてはいるがやっぱり駄目
何度か洗うと頻繁にこれがなり手を入れても中でインナーの指がひっくり返ったりぐちゃぐちゃになって
指が入らない状態になる。
作業時に携帯がなろうものなら出るたびに外すとイライラ度が最高潮に達する。
何とか強引に指をねじ込むがフィット感が最悪になる。
手首のところだけがくっついているので完全に分離出来ない。

◎結論
その日限りの使い捨てならいいが継続使用はちょっと難がある手袋だ。
冷静に考えると普通のゴム手袋に薄手生地のインナーを組み合わせれば要はこれと同じ仕様になる。
分離出来きる方が脱ぎ履きもしやすいし洗いやすく乾かしやすい。
一見良さげに見えるこの手袋であるが色々と問題がありやっぱりゴム手袋とインナーを自分で組み合わす方が都合が良い。
高くは無いが使い捨てには700円は高い。
個人的にはこれはあんまり良く無い。
ちなみにホームセンターに行くと製品名こそ違うがそっくりなものがあるが皆同じみたいだ。
ゴム手袋+インナーを自分で色々組み合わせる方が賢い選択だと感じる。