2014,9,23 ベルトサンダーリョービ BE-3210でスピードコントローラを使う方法

の刃角を修正するにあたり粗砥石ではかなりの労力が必要なことからベルトサンダーを導入

リョービ製 BE-3210
これは天地をひっくり返して付属のクランプで固定出来て卓上のベルトサンダーとして使える。
同じリョービに卓上型もあるがなんせデカくて重い。
家がデカけりゃ置き場にも困らないであろうけど使うたびに押入れから引っ張り出すには卓上型は無理がある。
そこでこのハンディなBE-3210の登場。
本体にスピードコントローラーが付いている為にある程度まで回転を抑えられる。
が、刃物に使うにはまだまだ早すぎる。
当てた刃物を抑えるのに必死になり角度云々まで手が回らなくなるし、なにしろ焼きが戻りそうで怖い。
焼き戻し温度(150度前後)を超えるのはたやすいもので油断しているとあっという間に手遅れの状態になります。
そこで外付けのスピードコントローラーの出番なのですが、大型のホームセンターにも売っている神沢製のものを
試してみたが残念ながら作動せず。
そのままではBE-3210にはスピードコントローラーは使用できません。
どうやら本体側に速度調整機能(電子回路)があることから反応しないらしい。
しかし速度を落としたい。
どうすればよいか、、、、、?
単純に本体の速度調整機能を殺してしまえばいいのでは?と電気の素人は考える。
で、さっそく本体の分解から。
モーターはブラシモーターでブラシ交換時にも開けるカバーを外す。
(赤丸印のネジ2本を外す)

そうするとダイヤルが一体になった基板が現れる。

スピコンの摘出、そしてためらいもなくつながっていたコード(白と黒の2本)を切断し、本体に残った2本を直結させる。

ダイヤルの基板の摘出完了。
試しにこの状態で本体に電源を入れてみたところやはり速度は全開であるが問題なく作動する。
恐らくこれが原因で外付けのスピコンが作動しなかったと考えます。
これで外付けのスピコンをつなげる条件はそろったはず、、、、。

いざ神沢のスピコンを繋げると……問題なく作動することを確認。
超低速から使えるようになりました。
止まりそうな程の超低回転から調整出来きます。
これまで粗砥でいくらやっても思うように削れなかったのがこれで気持ちよく出来るようになりました。
肩すかしを食らうくらい簡単に出来たので一安心。

ベルトについてはまずは付属のA#120で試したが、刃物の粗研削はこれが使いやすいと思います。
又、これでも粗研削には十分と思うが丁度アマゾンでAZ#120が売っていたので
より研削力の高いジルコニアにしてみました。
アルミナジルコニア(AZ)という工業界では重研削に使用される研削力が非常に高い砥粒が使用されたものです。

※改造は自己責任のもとに行っています。
 また、いくら低速とはいえ温度は上がります。
 水で冷却しながらでも上がります。
 連続使用は避けるべき。
しかしこれで包丁の欠け修正もあっという間に出来るので家でも重宝される。
 包丁の欠けでも粗砥で手研ぎすると結構骨が折れるのでかなり楽。
自分の鉈でそんな欠けは出さないが包丁は家の者が酷使する為悲しいかなボロボロ。
三徳包丁で冷凍ものや南京をゴリゴリするものだからこいつの稼働率は高い。