2012,11,11 カメラ ザック考察 ○ックスCS-3000PRO

○ックス製 CS-3000PRO

以下のレビューは私個人の体型によるものですべての方に同じとは言えませんのであしからず
(身長174cm 体重65kg 背面長51cm ←メジャーで自分の背面長を実測した数値)

このザックは10年ほど前に購入したのだが、実戦投入は数回程度
なぜか異常に肩が疲れる現象が起こる為にその後お蔵入りとなっていたが、今回改めて検証
見ての通り、3脚(4kg 70cm)を外部にがっちり固定出来、見栄え的には非常にいい。


又、内部のカメラの収まりも申し分ない



ニコンD700 縦位置グリップ付 28-70 2.8 70-200 VR 2.8 他2広角ズーム、マクロ、80-400も収まる容量はある。
三脚の固定方法、背面開き、機材保護などは非常に素晴らしいものをもっていると思います。
が、である。
唯一というか致命的というか、なぜ購入するときにチェックしなかったのか?自分を悔やむ。

左、ミレーの35L(至って普通のザック)右 ○ックスCS3000 PRO
並べてみると非常によくわかる。
何かが違うことに気づく。
そう、右のCS3000PROの背面長が比べると異常に短いことに。
背面長が不足するとどうなるか、、、、、
1、荷重が肩に集中することになります。
2、荷重が後ろに引っ張られる。
3、腰で支えられていないために左右にブレブレになり落ち着いて登ってられない。
エストベルトを適正位置にセットした場合、ショルダーベルト付け根が肩からおおよそ15cm下方に位置します。
*ウエストベルトは勿論骨盤を包む位置。
*ただし、これは私の体型でのことですので念のため。
収納という面ではダントツに優れた特徴をもっていますがザック(登山用ザック)として見た場合
この背面長が自分に合わないという点は致命的でしかない。
決して特異な体型をしているわけではないのですが、、、。
胴の長さが80cm以下の方には合うかも知れませんが純粋な日本人体型の私にはとても無理でした。
高価なザック故なんとか使いたいのですが、苦行を強いられることを思うとかなり躊躇してしまします。

やっぱり、蔵に戻して他のものに買い替えることになりそうです。
山岳写真で余計な疲労は絶対に避けたいものですから。

しかし、いったいこのザックはどのような体型を想定して作られているのか、そこが

知りたい。

残念ながら私の場合これは登山用途には使えませんでした。
加えて仮に背面長が合ってもヒップベルトの性能上肩への荷重負担が大きく全く不向きと思えます。
強いて用途を考えると30分以内の平地移動か。

しかし老舗のザックメーカーがこういうの出している時点で何だかな、、、、、と思うことは多いです。